サボテン栽培の歴史
観賞植物としてのサボテンの歴史は、さほど古いものではありません。
ヨーロッバに初めて紹介されたのは、コロンブスの第二次探検隊が帰国した1496年といわれます。
日本に初めて渡来したのは1640年代と推定されているので、今から340年ほど前のことです。
最初は、しゃもじ形のウチワサボテンの一種が渡来しました。
当時の人びとは、この珍奇な姿を見て、さぞ驚嘆したことでしょう。
古書にはサボテンの古い呼び名として、覇王樹、いろへろ、とうなつ、にょろり、さんほてい、ささらさっぽうなどとあり、江戸時代の人びとのほほえましい直感的な表現がうかがわれます。
このころのサボテンのうち、もっともじょうぶなものが、日本の気候に順化して育ち、特に暖地には、年を経たサボテンの大樹として残っているのです。
明治のいわゆる文明開化の時代になると、サボテンの先進国であるドイツやヨーロッバの国々、あるいは原産地のメキシコやアメリカなどから、いろいろな種類のサボテンがどんどん紹介されるようになり重した。
珍奇なものの好きな人びとや、園芸好きの人たちによって栽培法が研究され、日本の栽培技術は、今では世界のトップクラスで、熱心な何人かの研究家の業績は、高く評価されています。
|