ヤシ


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ヤシは、観葉植物として、古くから一般に親しまれていますが、とても種類が多くて、趣味家向きのものだけでも50種以上はあります。
家庭で主に栽培されているのは、このうち10数種です。
葉が、鳥の羽形をしている羽状葉系のものと、手のひら形の掌状葉系のものに大別できます。




種類

観葉植物 テーブルヤシ

デーブルヤシ

高さはせいぜい20cm〜30cmで、あまり大きくならず、茎の太さも径1cmくらいです。
羽状の葉が四方へひろがり、葉柄の元から、毎年、トウモロコシの穂を小さくしたような黄色の小花をつけます。
冬の寒さにもわりあい強く、3℃くらいで越冬します。

チヤメドレア・シーフィリジィ

テーブルヤシと同属のものですが、株立ち性で、高さは1.5mくらいです。
細い青タケ状の茎が何本も立ち上がります。
葉は濃緑色で、デーブルヤシよりも少し大型でやや硬く、しかも性質は強く、冬も3℃以上で育ちます。

ヒメヤシ

小型系のヤシで、デーブルヤシよりもはるかに繊細な感じです。
葉は羽状で、光沢のある緑色です。
小さいながらも、幹がシュロのように、網状の繊維でおおわれています。

ビロウ

ちょっと見るとシュロに似ていますが、生長するにつれて葉柄が長くなり、雄大な感じになります。
葉は光沢のある濃緑色で高さが1.5〜2mのものが見ごろです。
耐寒力も強く、2℃前後で越冬します。

シュロチク

古くから家庭で栽培されている種類で、シュロを小型にしたような葉をつけた茎が、何本も株立ちます』葉は濃緑色でやわらかい感じです。株元に水苔を敷いておく
と、子芽を多くふいて、株分けかできます。
冬は2〜3℃あれば大丈夫です。

カンノンチク

シュロチクによく似ていますが、あまり伸びず、葉は幅ひろで濃緑色です。
性質もシュロチクに似ていて、耐寒力も強いものです。

観葉植物 アレカヤシ

アレカヤシ

熱帯地方では、庭木によく使われるヤシです。
株立ち性で、タケ状の黄緑色の太い茎が何本も立ち上がり、ここに淡緑色の羽状葉がつきます。
葉柄は黄色で、形が女性的で優美ですが、寒さに少し弱いので、冬は室内に入れて10℃以上に保たなければなりません。





ケンチアヤシ

熱帯地方の海岸に育つココヤシに似ています。高さ1.5〜2mのものが室内装飾用として人気があります。

ココヤシ

ラグビーのポールに似た実から、ハランに似た葉が三枚前後出たものを、鉢植えで眺めます。
しかし、観賞期間は短く、羽状葉が出るころには枯れてしまいます。
冬は15度C以上必要です。

フェニックス・口ベレニィ

シンノウヤシという和名でもよく知られ、室内装飾にいちぱん多く使われているヤシです。
光沢のある羽状葉が、茎の頂部で傘をひろげたように四方へひろがります。
小型のものも、大型のものも装飾に使えます。
八丈島では、戸外で大量につくられています。
冬は3℃以上あれば大丈夫です。

トックリヤシ

幹の形がトックリ状に肥大するため、この名があります。
高さは1〜2mで、先端で羽状葉が3〜5枚ひろがります。
冬は10℃以上必要です。


手入と育て方

暖かい地方では室内に置けばなんとか冬越しします。
1年じゅう日のよく当たる所に置きますが、梅雨あけから9月中旬までは、日陰に置いたほうが美しく育ちます。
用土は、肥えた土を主体に、川砂や腐葉土をそれぞれ二割くらい混ぜた、水はけのよいものを使います。
水は夏はたっぷりと、冬は土の表面が乾いたらやるようにします。
室温を平均20℃くらい保っているような室内では、冬でも1日1回の水かけが必要です。
また、葉水はぬ日3回以上かけます。
肥料は、夏の生育期問中、三回以上かけます。


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