わが国で観葉植物が栽培され始めたのは、明治の中期からですが、当時はこの植物は海外から導入された輸入品であり、栽培には温室が、必要な事も有って、楽しめるのは特定の階級だけで、一般大衆には無縁の存在でした。
一般化してきたのは昭和になってからで、本格的に家庭でも楽しめるようになってきたのは、昭和三〇年以降のことです。
これは、一般大衆の消費生活の向上や、農家における施設園芸(温室やビニールハウスなどを利用しての園芸植物の生産栽培)の普及によって、観葉植物の生産農家がふえたこと、さらには海外から新しい植物を簡単に、しかもスピーディ丁に輸入できるようになったことなどによるものです。
その後、アパートやマンションなどの、庭のない家庭がふえ、それだけ緑に対する欲求が高まり、とかくぜいたく品ぐらいにし参考えられていな参った観葉植物が、室内生活のための必需品になりつつあることだけはまちがいありません。