蘭(らん)の育て方1


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日当たり

ランは、属によって、また品種によって、好む日光の強さと温度が違います。
一日中直射光線の下で育つものがあるかと思うと、日陰の薄暗い場所を好むものもあり、それぞれ適した場所を作ってやらないといけません。
たとえばシンビジウムとファレノプシスを同居させると、ファレノプシスに合うように光を少なくすればシンビジウムには花がつかなくなってしまいますし、その逆ではファレノプシスがよく育ちません。
違う種類のものを栽培したいときは、なるべく生育環境の似たものを選ぶか、置き場所をよく.考えるようにしたほうがよいでしょう。


水やりと温度

ランの根は、一般植物と違う構造でできています。
根の真ん中には根を支える中心柱があり、その外側にスポンジ状のベラーメンという特殊な組織があります。
根に水がつくと、ただちに吸いあげ、その水をベラーメンで貯えます。
そして、徐々に茎や葉に送るようにできています。
また、種類によっては特殊な太い茎(バルブ)があり、水を長期間保有することができるようになっています。
ランの水やりは、以上の構造を頭に入れておかないと、つい水分が多すぎて根を傷めてしまいます。
株が育ちざかりのときには、株全体の活動が盛んなため過湿でも害はありませんが、花が咲いているときや、その後のしばらくは、できるだけ水をひかえて休ませることが必要です。
一方、空気中の湿度はやや高めを好みます。
種類にもよりますが、もともと高湿度の地方に産したものが多く、これらでは年間を通じて70%前後の湿度を保つのが理想的といえます。
日本は豪雪地帯を除いては冬期の湿度が低く、40%以下になることもまれではありません。
しかも、冬は暖房のために室内の湿度はさらに低く、カラカラの状態になってしまいます。
このため冬は水やりはひかえても、空気の保湿にはできるだけ配慮したいものです。
株におおいをかけるなどして、気づかってやりましょう。


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